はっぴーあいらぶばれんたいん
いつもみたいに朝の道を歩くと見慣れた姿が目に映った。
「何してるの?」
「散歩だ。」
すると、私が後ろから話しかけたにもかかわらず、サスケは当たり前という感じに返事を返した。
「めずらしいね。いつも会わないのに。」
「今日は朝から任務が入ってるから、目ェ覚ますのにちょうどいいと思ってな。」
「ふーん。」
愛に来てくれたとおもったのに。
私とサスケは付き合ってる。
別に、何もない。
好きだから、一緒にいて、それ以上意味はない感じ。
サスケも、私も、それ以上の意味なんて持ってない。
私はサスケが好きだ。
一緒にいると、落ち着くし。特に干渉だってしないし。
ただ、当たり前みたいに普通に話をして、一緒にいるのが楽だから。
それなら友達のまんまでもよかったと思うけど、やっぱり友達以上ではある(ちゅーだってしたしね)みたいだった。
サスケも、多分、私が好きなんだと思う。
確信はないけど。一緒にいてくれるし。
それに、彼女という肩書きはサスケにとって必要だった。
周りの女子から干渉されずにすむから。
私は忍じゃないし、嫌がらせをうけるなんてことないしね(受けても気になんてしないけど)
「任務ー?やばそう?」
「そうでもない。Cランクくらいだ。」
「ふーん。気をつけてね。」
「あぁ。」
あれ…そういえば、もうすぐバレンタインじゃないか。
「サスケ、チョコほしい?」
「あ?チョコ?」
「そう。もうすぐバレンタインでしょ。」
「甘いものは嫌いだか。」
「そうだけどー。じゃあ甘くないのあげようか?」
「…どっちでもいい。」
「付き合ってるんだし、彼女っぽいこと少しはさせてよ。いいでしょ?」
「…勝手にしろ。」
「よし、じゃあビターチョコでなんか作るね。」
「あぁ。」
「じゃあバレンタインの日に会おう。」
「あぁ。」
「任務とか入ってる?」
「…すぐ終わらせる。」
「了解。」
「終わったら、の家に行く。」
「そ?あ、いいや。やっぱり私がサスケの家に行く。」
「わかった。」
そう言って、サスケと分かれた。
私はサスケの部屋の鍵を持ってるし…チョコ…チョコかぁ。
「サスケ。」
サスケ、サスケ、サスケ、サスケ。
愛してる。
たっぷりと、気持ちを込めて。
愛を込めて、貴方に送るよ。
「はっぴーばれんたいん。」
「大好き。」
「知ってる。」
軽く重なる唇は、ビターチョコレート。